ディズニーホテルのラウンジ比較！利用条件や値段・サービス等を解説

ホテルラウンジの利用は、ディズニーの世界やホテルでの滞在をさらに特別なものにしてくれる素敵なひと時です。この記事ではディズニーに関連する各ホテルのラウンジの比較をテーマに、専用ラウンジが使える部屋の条件や値段について解説します。

ミラコスタをはじめとする各ホテルの特徴や、コンシェルジュサービスの有無、気になるメニューやアルコールの飲み放題情報、子連れでの利用可否まで網羅！さらにおすすめのオフィシャルホテルのラウンジ情報もご紹介しているので、あなたのディズニーホテル選びに役立つ情報がきっと見つかるでしょう＾＾

ディズニーホテルのラウンジ比較【基本編】

ラウンジが使える部屋の条件

ディズニーホテルの専用ラウンジは、誰もが利用できるパブリックスペースとは一線を画し、特定の客室カテゴリに宿泊するゲストのためだけに用意された特別な空間です。

ラウンジへのアクセス権は、一般的に「スペチアーレ・ルーム＆スイート（ホテルミラコスタ）」、「コンシェルジュ・スイート（ランドホテル）」、「アンバサダーフロア（アンバサダーホテル）」といった、各ホテルの上級カテゴリに付帯する特典となっています。

つまり、ラウンジアクセスは優れた眺望や広い客室といった物理的な価値に加え、パーソナルなサービスという無形の価値を提供するパッケージの一部と考えるのが適切です。

これらの客室を予約することで、ラウンジでの優雅なチェックイン手続きから、日中のティータイム、夕刻のカクテルタイムまで、一連の特別なサービスを享受する権利が得られます。

具体的にどのホテルのどの部屋が対象となるのかを以下にまとめました。

専用ラウンジの利用資格とは

前述の通り、専用ラウンジの利用資格は厳格に対象客室の宿泊ゲスト（およびその同室者）に限定されています。例えば、友人が対象客室に宿泊しているからといって、別の部屋に宿泊している自分がビジターとしてラウンジに招き入れてもらう、といったことは原則として認められていません。

この厳格な運用はラウンジ内の快適なキャパシティを維持し、ゲスト一人ひとりへのきめ細やかなサービス品質を担保するために不可欠です。そのため、ラウンジ利用権を単体で追加購入するオプションも存在しません。

利用可能な時間帯は基本的にチェックイン日の14:00からチェックアウト日の12:00までと定められています。この時間内であれば何度でも自由に出入りすることが可能です。

パークへ出かける前のコーヒーブレイク、遊び疲れた後の一休み、そして就寝前の一杯まで、滞在中の様々なシーンで活用できるのが魅力です。

ただし、規定の時間外（例：チェックアウト日の午後）の利用はできませんので、フライトや電車の時間までラウンジで過ごす、といった計画を立てる際は注意が必要です。

コンシェルジュサービスとの関係

ディズニーホテルのラウンジを語る上で、「コンシェルジュ」という概念は切っても切れない関係にあります。特に東京ディズニーランドホテルでは、ラウンジアクセスが可能な客室群を「コンシェルジュ」カテゴリとして明確に位置づけています。

このことからも分かるように、ラウンジは単にドリンクやフードを提供する休憩スペースに留まらず、ゲストの様々な要望に応える高度なパーソナルサービスの中核拠点としての役割を担っています。

一般のフロントカウンターが効率性を重視するのに対し、ラウンジのキャストはゲスト一人ひとりと向き合う時間を十分に確保し、より質の高い応対を提供します。

専任のキャストからまるで執事のような手厚いサポートを受けられることこそ、ラウンジアクセス付き客室が提供する本質的な価値の一つと言えるでしょう。

ラウンジ利用にかかる値段について

ラウンジを利用するためにチェックイン後に追加の料金を支払う必要は一切ありません。ラウンジで提供されるドリンク、スナック、アルコール類、そしてコンシェルジュサービスなど、すべてのサービス料は対象客室の宿泊料金に包括（インクルード）されています。

そのため、当然ながらラウンジアクセス権のない通常の客室と比較すると、宿泊料金は高額に設定されています。部屋のタイプや時期にもよりますが、同等の広さの客室と比較した場合、1泊あたり2万円から5万円程度の価格差があることも珍しくありません。

値段という数字だけでなく、それによって得られる快適さ、時間の節約、そして何より「特別な滞在をしている」という満足感を天秤にかけて判断することが重要です。

子連れでのラウンジ利用は可能？

ディズニーホテルのラウンジは子連れのファミリーでも全く問題なく、むしろ利用の際は心から歓迎されます。ディズニーリゾート全体のフィロソフィーとして、ラウンジもまた年齢を問わず全てのゲストが楽しめる場所として運営されています。

特に日中の時間帯は、子どもに人気のキャラクターが描かれたカップでジュースが提供されたり、ミッキーの形をしたクッキーやカラフルなマシュマロ、ラムネといったお菓子が用意されていたりと、お子様が喜ぶ工夫が随所に見られます。

ラウンジの一角でディズニーのアニメーションが静かに流れていることもあり、パークで疲れたお子様が少し休憩するのにも最適な空間です。

ただし、保護者の方が心に留めておくべき注意点も存在します。特に夕方17時以降のカクテルタイムはアルコールが提供され、落ち着いた雰囲気を楽しむ大人のゲストが増える時間帯です。

もちろんキャストは子供たちの対応にも慣れています。マナーを守りつつ、家族全員でラウンジでの特別なひとときを存分に楽しみましょう！

【ディズニー関連ホテル別】ラウンジ比較

ミラコスタのラウンジの特徴

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの専用ラウンジ「サローネ・デッラミーコ」は、単なるラウンジという言葉では表現しきれない、唯一無二の魅力を持つ空間です。

ホテル最上階（5階）のパーク側に位置し、重厚な調度品とクラシックなイタリアンデザインで統一された内装は、ゲストを日常から解き放ち、ヴェネツィアの貴族のサロンに招かれたかのような気分にさせてくれます。

このラウンジの最大の特徴であり、他のどのホテルも決して真似できないのが、メディテレーニアンハーバーを一望する圧巻のパノラマビューです。

大きな窓の向こうにはプロメテウス火山や要塞フォートレス・エクスプロレーションが広がり、パークの賑わいや美しい水辺の風景を独り占めできます。

そして特筆すべきは、時間帯や座席の位置によってはラウンジの窓越しにハーバーで行われる水上ショーや花火の一部を鑑賞できることです。

これはパーク一体型ホテルであるミラコスタの、さらにその中でも限られたゲストだけが享受できる最高の贅沢と言えるでしょう。

もちろん、チェックインやチェックアウトもこの特別な空間で行われます。パークでの冒険を終えた後、喧騒を離れて静かにその余韻に浸りながら手続きを待つ時間は、まさに夢の続きを体験しているかのような至福のひとときです。

ラウンジで提供されるメニュー

ディズニーホテルのラウンジでは、滞在するゲストがいつでも気軽に立ち寄れるよう、時間帯に応じて多彩なメニューを提供しています。サービス内容は各ホテルで若干の個性がありますが、基本的には以下の二部構成で運営されています。

リフレッシュメントタイム（日中：7:00～17:00頃）

日中の時間帯は、パークへ出かける前のモーニングコーヒーや、歩き疲れた際のリフレッシュメントに最適なメニューが揃います。

コーヒー、紅茶、エスプレッソ、カフェラテといった各種ドリンクはもちろん、オレンジやアップルなどのジュース類も充実。

フードは焼きたてのデニッシュやクッキー、チョコレート、マシュマロといった、ティータイムにぴったりの軽食が中心です。あくまで軽いスナック類が主役で、ランチの代わりになるような食事の提供はありません。

カクテルタイム（夕方以降：17:00～22:00頃）

夕刻17時を境にラウンジはがらりと大人の雰囲気に変わります。各種アルコールの提供が始まると同時に、フードメニューも一気に華やかになります。アペリティーヴォ（食前酒）と共に楽しむのに最適なオードブルがブッフェカウンターに並びます。

これらのメニューはセルフサービスのブッフェスタイルで提供されるため、好きなものを好きなだけ楽しむことができます。ディナーの前に軽く一杯楽しむのもよし、パークから戻ってきて夜食代わりに利用するもよし、様々な過ごし方が可能です。

アルコールの飲み放題はある？

夕方から始まるカクテルタイムの間は、無料で様々な種類のアルコールを楽しむことができます。公式には「飲み放題」という表現はされていませんが、提供時間内であれば追加料金なしで好きなだけお酒をいただけるため、実質的にはオールインクルーシブのフリーフロードリンクサービスと理解して差し支えないでしょう。

そして提供されるアルコールのラインナップも豊富です。定番の生ビールやワイン（赤・白、スパークリング）はもちろん、ホテルによってはオリジナルのカクテルをその場で作ってくれるサービスもあります。

ウィスキーやブランデー、各種リキュールも用意されており、ソーダやジュースで割って自分好みのドリンクを作ることも可能です。

サービスのスタイルはホテルによって異なり、東京ディズニーランドホテルのようにキャストが常にゲストの様子に気を配り、グラスが空くとすぐに次のオーダーを聞きに来てくれる手厚いテーブルサービスは特に高い評価を得ています。

提供時間はホテルによって異なりますが、長いところでは22:00頃まで利用できるため、閉園までパークを満喫した後にホテルへ戻り、一日の思い出を語り合いながらゆっくりとお酒を味わう、といった極上の時間を過ごせます。

ディズニーオフィシャルホテルのラウンジ

ディズニーリゾートでの上質な滞在を約束してくれるラウンジは、ディズニーホテルだけの専売特許ではありません。リゾートラインのベイサイド・ステーション周辺に位置する東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの一部にも、「クラブラウンジ」や「エグゼクティブラウンジ」といった名称で、非常に質の高いラウンジサービスが提供されています。

これらのラウンジもクラブフロアやエグゼクティブフロアといった上級客室の宿泊者、または各ホテルチェーンの上級会員のみが利用できる特別な空間です。

パークでの刺激的な体験と、ホテルでの静かで満ち足りた時間の両方を高いレベルで実現したいゲストにとって、オフィシャルホテルのラウンジは非常に魅力的な選択肢となります。

充実したフードプレゼンテーションが最大の魅力

ディズニーホテルのラウンジと比較した場合、オフィシャルホテルのラウンジが持つ最大の強みは、フードプレゼンテーションの回数と内容がより充実している傾向にある点です。

ホテルによっては朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルと、1日に3回以上のフードサービスがあり、ホテル内で一日中過ごせてしまうほどの充実度を誇ります。

パークから一度ホテルに戻り、アフタヌーンティーで優雅に休憩した後、再びパークへ向かうといった柔軟な過ごし方ができるのも大きな魅力です。

各ホテルのラウンジを徹底比較

舞浜エリアで代表的な3つのオフィシャルホテルのラウンジには、それぞれ異なる個性と魅力があります。以下でその特徴を詳しく見ていきましょう。

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの「シェラトンクラブラウンジ」は、舞浜エリアで最も評価の高いラウンジの一つです。

最上階である12階に位置し、パーク側と海側の両方の景色を楽しめます。イブニングカクテルでは質の高いホットミールが提供されるほか、キッズコーナーも完備しており、ファミリー層からの支持が厚いのが特徴です。

ヒルトン東京ベイの「セレブリオ・ラウンジ」は、1階に位置するスタイリッシュで開放的な空間が魅力です。スマートカジュアルのドレスコードが設けられており、落ち着いた大人の雰囲気を楽しみたいカップルや夫婦に最適。洗練された空間で静かな時間を過ごせます。

グランドニッコー東京ベイ 舞浜の「ニッコーラウンジ」は、最上階の12階にあり、パーク側と海側を見渡せる大きな窓が特徴です。日系ホテルならではのきめ細やかな「おもてなし」と、時間帯ごとに工夫を凝らしたフードプレゼンテーションに定評があります。

ディズニーホテルとはまた違った魅力を持つオフィシャルホテルのラウンジ。特にホテルでの滞在時間を長く取り、食事やリラクゼーションを重視する方にとっては非常に満足度の高い選択となるでしょう。

自分にとっておすすめのラウンジはどこ？

ここまでいくつかのホテルのラウンジをご紹介しましたが、「結局、自分に一番合っているのはどこなの？」と思った方もいるでしょう。

結論としては最高のラウンジは一つではなく、あなたの旅の目的や同伴者、何を最重要視するかによって変わってきます。

① ディズニーの世界観と唯一無二の眺望を求めるなら

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの「サローネ・デッラミーコ」が間違いなく筆頭候補です。ラウンジの窓からハーバーの風景やショーの気配を感じられる体験は、他のどのホテルでも味わうことができません。特別な記念日や一生の思い出に残る滞在を望むカップルに特におすすめです。

② きめ細やかなサービスと落ち着いた雰囲気を重視するなら

東京ディズニーランドホテルの「マーセリンサロン」が高い満足度を約束してくれます。キャストの洗練された立ち居振る舞いや、ゲスト一人ひとりへの配慮の行き届いたサービスには定評があります。喧騒から離れ、優雅で落ち着いた時間を過ごしたい大人の方に最適です。

③ 食事の充実度と総合的なコストパフォーマンスを考えるなら

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの「シェラトンクラブラウンジ」が非常に有力な選択肢となります。朝食からカクテルタイムまでフードサービスが充実しており、特に温かい料理（ホットミール）が提供される点は大きな魅力です。ホテルでの滞在時間も長く楽しみたいファミリーや、食を重視する方におすすめできます。

【総括】ディズニーホテルのラウンジ比較まとめ

ディズニーホテルやオフィシャルホテルのラウンジ利用について、その条件からサービス内容まで詳しく解説しました。あなたにとって最高のホテル選びをするための重要なポイントを最後に一覧でまとめます。

• ラウンジはスイートなど特定の客室の宿泊者専用の特典
• 利用料金は宿泊費に含まれており追加費用は不要
• ラウンジでは専任キャストによる手厚いサービスが受けられる
• 子連れでの利用も可能だが周りへの配慮は必要
• ミラコスタのラウンジはハーバービューが最大の魅力
• ランドホテルのラウンジはサービスの質の高さに定評がある
• アンバサダーラウンジも落ち着いた雰囲気で利用しやすい
• 日中はソフトドリンクとお菓子が提供される
• 夕方からのカクテルタイムではオードブルが登場
• カクテルタイムではビールやワインなどのアルコールが無料で楽しめる
• オフィシャルホテルのラウンジはフードメニューが充実している傾向
• シェラトンはキッズコーナーもありファミリーにおすすめ
• ヒルトンはスマートカジュアルな大人の雰囲気
• 何を重視するかで最適なラウンジは変わる
• 予約の際はラウンジアクセス付きのプランか必ず確認する

ラウンジアクセス権が付帯された滞在は、ディズニーリゾートでの体験を忘れられない、より一層特別なものにしてくれるでしょう。ご紹介した情報を参考に、あなたにぴったりのホテルを選んでくださいね。